こんにちは!ケイシと申します!
私はインデックス投資と日米高配当株投資を実践していますが一番好きな投資は日本の高配当株投資です^^
皆さん2023年3月14日の日経平均株価が2.19%下落しました。3月16日にも「クレディスイス」というグローバルに大規模な事業展開をする欧州投資銀行の経営不安による投資家の銀行部門への懸念が再燃して銀行株の売りが広がりました。下落に伴い
・下がった銘柄購入
・これ以上下落に巻き込まれないために売却
などのアクションを起こされた方も多くいらっしゃったかと思います。
私は2023年3月14日、16日の株式下落局面で「自分のポートフォリオは下落に強いのか?」を確認いたしました。株式は売却はせず16日に
・米国高配当ETFのVYM
・日本高配当株数銘柄
を購入いたしました。
今回の記事では2023年3月14日の株価下落でのセクター別、ピックアップ個別銘柄別の強い弱いを調べてみました。どんな相場でも枕を高くして寝れるポートフォリオを目指したいですね^^
セクター、個別銘柄の分析
①銀行、保険、リース
②情報・通信
③総合商社
④建設、不動産
⑤サービス
こちらの順番で分析していきます。
最初に下落理由を少し解説いたします。
2023年3月14日の株価下落理由
アメリカのシリコンバレー銀行という銀行が経営破綻をしました。3月8日に「増資」の発表をしてシリコンバレー銀行が危ない!!と急いで預金を引き出す人が殺到してたった二日で一気に経営破綻までいってしまいました。
3月12日にも同じくアメリカのシグネチャー銀行が経営破綻をして日本では3月14日に銀行、保険、リース業などに売り注文が殺到して株価が全面安の展開になりました。
3月15日の夜にはスイスの大手投資銀行クレディスイスの株価が30%近く急落してまた銀行不安により日本では3月16日にまた売りが発生しました。
アメリカでは預金の25万ドル(日本円で約3300万円)が上限で預金保護されますが今回は米国政府が25万ドルを超える預金も全額保証をしましたので今は落ち着きを取り戻しています。
世界経済の中心のアメリカの金融不安は世界に波及するのがより分かる出来事でした。
①銀行、保険、リース
今回の株価下落の中心は銀行でしたが、同じくお金を運用している保険、リースなども同じく下落いたしました。3月14日は
銀行
三菱UFJフィナンシャルグループ⇒株価900.3円から823円へと9%近い下落
三井住友フィナンシャルグループ⇒株価5669円から5240円へ8%近い下落
保険
第一生命ホールディングス⇒株価2636円から2444円へ7%ほど下落
東京海上ホールディングス⇒株価2790円から2613.5円と7%近い下落
リース
オリックス⇒株価2323.5円から2196.5円へと5%ほど下落
三菱HCキャピタル⇒株価712円から692円へ3%近い下落
銀行はもちろんですが保険業、リース業も集めたお金を貸したり運用していますので今回の下落でも影響がでかかったです。リース業のオリックスと比べて三菱HCキャピタルの下落が少ないのはオリックスはオリックス銀行などで貸出もしていて三菱HCキャピタルは銀行業はやっていないのが理由だと思います。
金融業でポートフォリオの大半を占めているのは危険だというのが分かる下落でしたね。
②情報・通信
下落相場に強いと言われている通信業は
KDDI⇒株価4067円から4035円と1%も下落せず
NTT⇒株価3964円から3929円とこちらも1%も下落せず
ソフトバンク⇒株価1539円から1532.5円と0.5%下落
エックスネット⇒株価1036円から1011円と2%程下落
携帯大手三社はほとんど値下がりしませんでした。KDDIはauじぶん銀行で銀行業を一部していますが、業務の一部なので影響は少ないとみられたようです。
携帯以外の情報通信は2%程は下落していましたので通信業でも携帯事業以外はつられて安くなるのが勉強になりました。
③総合商社
景気敏感の総合商社では
三菱商事⇒株価4899円から4738円と3%ほど下落
三井物産⇒株価4111円から3930円と4%を超える下落
伊藤忠商事⇒株価4210円から4083円と3%程下落
非資源に強い伊藤忠、株主還元に積極的で稼ぐ力が強い三菱商事が3%の下落
資源に強い三井物産が4%を超える下落と少し下落が大きくなりました。
資源に強いことで売り上げ、利益と伸ばした三井物産ですが景気不安の時は株価変動は少し大きくなるのが見えました。
④建設、不動産
銀行からお金を借りてビジネスをしているセクター二つ
建設
大和ハウス工業⇒株価3165円から3095円と2%程下落
積水ハウス⇒株価2699円から2625.5円と3%近い下落
不動産
三菱地所⇒株価1635円から1616.5円と1%ほど下落
ヒューリック⇒株価1086円から1074円と1%の下落
直近で下落していたのもありますが下落幅は限定的、借り入れをしてビジネスをしていますが「自己資本比率」がしっかりしていると売りにはなりにくい。
積水ハウスは3月8日の決算で配当金増額、増配、自社株買いといい決算を出しましたので相場が弱いうちに少し買うのはありかな?とおもっております。
⑤サービス業
今回の銀行不安が影響一番しなさそうなセクターですが
アサンテ⇒株価1694円から1656円と2%を超える下落
日本ケアサプライ⇒株価1652円から1618円と2%下落
CDS⇒株価1818円から1765円と3%下落
相場がすべて下落する局面では財務基盤がしっかりしている企業でも下落に巻き込まれましたね。
この3社の株価が今は安いわけではありませんが、金融関係の下落につられて安くなって買いやすくなった株は狙いたいですね。
まとめ
今回の銀行業などの金融不安からの下落相場では日経平均は高値から5%以上下落いたしました。それに比べて自分のポートフォリオの下落幅は?
私は3%ほどでした。
銀行、保険、リース、総合商社などの景気敏感株の割合を日本高配当ポートフォリオの40%未満に抑えていたおかげです。
銀行、保険、リース、総合商社などの景気敏感銘柄でポートフォリオを占めていると日経平均株価よりも下落幅が大きくなった方もいたかと思います。
日経平均株価が景気敏感銘柄が多いのがより分かる下落でした。それでは景気敏感に左右されないようにはどうしたらいいのか??
景気敏感セクターではない情報・通信、食品、サービス、医薬品などの銘柄もバランスよく買い日経平均の下落よりも下落幅が小さいポートフォリオを一緒に構築しましょう!!
それではまた!!